《お詫びと訂正》
動画では「がごめ昆布30g」となっていますが、
刺激を感じる人が多いので、15gに訂正いたします。
(普通肌の手足用には20~30gでもOKです。)



材料

がごめ昆布 15g 
純米酒720ml
グリセリンカリ液 100cc
1ℓが入るガラス密閉ボトル
計量カップ、ジョウゴ、ザル、ボウル、シリコンヘラ、
キッチンはさみ


器具はすべて消毒用アルコールで拭き、
清潔な状態で使用してくださいね。

(注)
この”がごめ昆布化粧水”の作成と使用に関しては、
あくまでも自己責任でお願いします。
”がごめ昆布化粧水”が肌に合わない場合は、
直ちに使用を中止してください。
肌が弱い方は、必ず事前にパッチテストをしてくださいね。

『パッチテストの方法』
1.清潔にした二の腕の内側に対象となる化粧品を少量塗る。
2・20~30分後に肌の状態を見る。
3.何も変化が無い場合は、そのまま24時間おいて、
  異常が無いか確認する。

* かゆみや赤みが出た場合は、すぐに水で洗い流してください。
症状が何日も治まらない場合は皮膚科を受診してください。

腕でのパッチテストは大丈夫だったのに、顔に付けたら刺激を感じるという 場合は直ちに使用を中止してください。

* 動画でわかりやすく説明しています。
Youtube「がごめ昆布化粧水の作り方」

がごめ昆布化粧水の作り方

【はじめに】

私はもともと超乾燥肌で、何をつけても乾燥が治まりませんでした。
つければつけるほど乾燥が酷くなる…。
そのため、次から次へと化粧品を替える「化粧品ジプシー」を長年やっていました。

しかし10年ちょっと前に紫外線アレルギーを発症したことがきっかけで、ようやく化粧品の成分に着目するようになり、
あれこれ試行錯誤した結果、自分で基礎化粧品や石けんを手作りするようになりました。

最初の頃は精製水をベースにする手作り化粧水を作っていましたが、精製水ベースの化粧水は日持ちが悪く、特に夏場は腐敗が心配でした。
真夏に旅行するのにどうしようかと困っていたとき、図書館で1冊の本を見つけました。
それが「ハーブの奇跡 カミツレ 手作り美容液」です。 
著者は臼井由妃さん、白山病院副医院長の里美英子さんが監修をなさっています。

これは純米酒をベースにカモミールのエキスを抽出するというものです。
乾燥肌にアルコールは禁物だと思っていた私でしたが、物は試しと思い、さっそく作ってみました。
出来上がったものを使ってみると、期待以上。 今までで一番肌がしっとりとしました。
以来、カミツレ美容液の大ファンになり、何年もこのカミツレ美容液を化粧水として使っていました。

あるとき「F-フコイダン」の効能を知り、これを純米酒で抽出出来ないかと思いつき、がごめ昆布を漬けてみたところ、これが大成功。
潤いが持続し、触れるとスルスルとすべるような感触があります。
今では真冬でも、この”がごめ昆布化粧水”だけで過ごしています。
顔だけではなく、デコルテ、手、腕、肘、膝、足のすね、かかとなど、全身に使えます。
男性のアフターシェーブローションにも良いですよ。
私の場合、オイルを使うのは、手とかかとだけ。 この化粧水を塗って肌に浸透したら薄くオイルを伸ばしています。
市販のクリームや美容液を塗りたくっていた頃が嘘のようです。

私の母のかかとは、真冬はガサガサガリガリのひび割れ状態が当たり前で、軽石で削ったりしていましたが、
「”がごめ昆布化粧水”をつけ、浸透したら、スキンケアオイルを薄く塗る」という方法を試したところ、あっという間にスベスベかかとになりました。
がごめ昆布化粧水で保湿と補修をし、オイルで蒸発を防ぐというわけです。
オイルの使用量は、体の中から潤う力を妨げないように、ほんの少しで十分です。
オイルの種類は何でもOKです。 私は食用のマカダミアナッツオイルを使っています。
これと同じ方法は、手荒れにもとても効果的です。 
特に荒れやすい指先は、がごめ昆布化粧水をよく浸みこませてからオイルで軽くマッサージすると、スベスベな柔らかさが持続します。

気になる材料費について。
がごめ昆布の価格は、品質や店によりかなり違います。
平均値の価格から換算すると、1回がごめ昆布化粧水作る材料費は約1500円になります。
これで半年持つのですから、ずいぶんとお得だと思いませんか。

おまけに使い終わったがごめ昆布を佃煮にしてしまえば、残すところ無し、ゴミ無し。
とっても始末の良いエコ美容でしょ。

どうぞお試しくださいね。

Yoriko.N




作り方


がごめ昆布をスケールで計ります。

動画では「がごめ昆布30g」となっていますが、
刺激を感じる人が多いので、
15gにしてください。
(普通肌の手足用には20~30gでもOKです。)





がごめ昆布をサッと拭いて塩気を拭い取り、
キッチンはさみで3mm幅くらいに細く切ります。
(最初からカットされたものも売っていますので、それを使うと便利かも。)






刻んだがごめ昆布をガラス密閉ボトルに入れ、純米酒720mlを注ぎ、
蓋をキッチリと閉め、そのまま2週間、冷暗所に保存します。



2週間経つと、このようになっています。
昆布が酒を吸収しているのがわかります。

フコイダンは”ぬめり”に含まれています。
ボトルの底に”ぬめり”成分が溜まっているので、ボトルごと良く振って、
ボトルの底の”ぬめり”が剥がれやすいようにします。





ザルで漉します。
ザルにがごめ昆布を空けるとき、ボトル底に残った”ぬめり”をヘラでこそげ取るようにします。

ザルの中のがごめ昆布を良くかき混ぜて、”ぬめり”を出来るだけ溶液内に出すようにしてください。
(ちょっと面倒ですが、さらしの袋に入れて搾り出しても良いですね)

ジョウゴを清潔なボトルにセットし、溶液をボトルに移します。




グリセリンカリ液を100ml量り取り、溶液に加えます。



ボトルの蓋を閉めて、良く振って全体を混ぜ合わせます。
これで出来上がり。
冷暗所に保管すれば、半年持ちます。

日常使う分は、小瓶に小分けしてくださいね。



オプションでセラミドなどの美容成分を加えることが出来ますが、
粘度の高い液体なので、粉末のものは溶けません。御注意ください。







無断転載を禁じます。
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ここからは、おまけ。



使い終わった”がごめ昆布”で佃煮を作ります。

鍋にがごめ昆布を入れ、
だし汁300cc、醤油大さじ3、酢大さじ2、日本酒大さじ3を加えます。






コトコトと30~40分くらい煮詰め、水分を飛ばします。



美味しい昆布の佃煮が出来ました。
お好みで煎り胡麻を加えてくださいね。






最後までご覧いただきありがとうございました。

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