バケツに60度のお湯を張って洗剤を溶かします。
準備が出来たらまず綿手袋とゴム手袋を重ねて着用します。
セーターと洗濯板をバケツに入れます。
ヘアブラシを使い、セーターを洗剤液につけながら
洗濯板の上でセーターを揉み洗いします。
セーターの表面をこするのではなく全体を揉むように動かします。
(こするとセーターが痛みますから気をつけてくださいね)
洗濯板の上で全体をまんべんなくブラシで揉み洗いしていると
少し縮まった感じになってきます。
洗う時間はセーターの質や編み方、糸の太さによって変わります。
今回は10分ほど洗いました。
全体に締まった感じになったら、お湯で2〜3回すすぎ、最後に冷水ですすぎます。
あとは脱水、乾燥させて終了です。 乾燥機も使えます。
動画にするまでも無い、リメイクのアイディア | フェルト化したセーターからシンプルなシュシュが出来ました。 こちらのブログ記事をどうぞ。 (別窓が開きます) |
(注)動画作成後に、より効率的な方法を見つけたので、ここでの説明は動画とは少々異なります。ご了承下さい。
使用する道具は、
バケツ、洗濯板、ヘアブラシ(プラスチック製)、
ゴム手袋、綿手袋、洗剤です。
洗剤は木綿合成繊維用のものを使いました。
「縮める」ことが目的なので、
ウールに優しい洗剤は必要ありません。
これが今回フェルト化するセーターです。
メリノウール100%のかなり薄手のものです。
右肩に虫食い穴がありました。
注意点など
● セーターの種類について
ウールといっても色々な種類があります。
私の経験では「動物性の繊維90%以上」のものがうまくフェルト化するようです。
動物性の繊維とは、ウール(ラム)、アルパカ、モヘア、アンゴラ、カシミアなど。
100%のものよりもナイロンなどが数パーセント含まれているものが多いです。
なお、ウール100%でも防縮加工されているものはフェルト化しませんので御注意下さい。
植物性繊維(綿、レーヨン、麻など)とシルクは残念ながらフェルト化しません。
● 洗濯機でのフェルト化について
洗濯機だと、ウールの繊維がからまるほどの動きが少ないため、何度も洗濯機で洗うことになります。
その結果大量の水を消費し、電気代もかかるので これはエコではないなと思いました。
あくまでも私の個人的感想です。
● 色落ち
かなり色落ちのするウール製品があります。
色移りを防ぐために、1点ずつ洗うことをおすすめします。
● セーターの質により、フェルト化の出来上がりが違います。
薄いものは柔らかなもの用、厚手のものはしっかりとしたもの用というように使い分けてくださいね。
ちなみに、あまり厚手のものはミシンの押え金の下に入らず、
縫うときに苦労します。御注意ください。
● セーターの入手方法
家にはそんなに都合の良いセーターが無いという場合は
古着屋さんをのぞいてみてください。300円くらいから手に入ります。
● フェルト化というのは「ウール繊維同士を絡ませること」です。
これを念頭に入れて作業をしてみてくださいね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
Copyright (c) 2009 Zannalee's. All rights reserved.